NOW AND THEN の話
くるり NOW AND THEN Vol.3の神奈川公演に行ってまいりました。
一番好きな「ロックンロール」、憧れの先輩と組んだ(ここ重要)バンドでコピーした「HOW TO GO」など思い出が詰まりすぎてるアルバムを、現在のくるりが演奏するというのは、私の中でとても大きなことでした。
「アンテナ」が出たのは2004年。
色褪せなさすぎやろアホか。
そういえば、小学生の頃はテレビで流れる昔のJポップを聞くと、なんやこれダッサなどと思っていたのに、いつのまにか最近の流行りについていけないようになりました。まだ若者なのに…
ライブの話に戻ると、「アンテナ」の曲はもちろんアンコールの新曲4つが素晴らしかった。まさしく「今の」くるりが全面に出ていて(まさか岸田さんがラップをするなんて思ってなかった、格好良かった)びっくり。
思い出を美化してあの頃は良かったなぁと思ったり、あの時をずっと後悔して過去に戻りたいと思ったり、後ろを向いてばかりの私には、今日のライブはなんかこうクるものがありました。MCで岸田さんが「昔の曲をやると、それを超えなきゃいけない」的なことを仰っていたんだけど、その通りだなぁと。
思い出話はぬくぬくと居心地が良いけど、そこから抜け出してしんどい今を生きていかなくてはいけないんですね。クサいですか?そうですか…でも、ライブを見て昔を思い出しながら、そんなことを思いました。ポエマーですいやせん。
まあでもやっぱり昔の曲は好きだし思い出話も好きです。もちろんそれを捨てるわけではありません。過去に縋らずパワーにして、今を大事にしなければ、という話です。
まさしく、NOW AND THENやでホンマ!
「これまで」も「これから」も同じくらい大事にできる、そんな大人になりたいものですね。
そんなセンチメンタルは抜きにしても、ライブ行けてよかった。個人的に、「さっきの女の子」が聴けたので天にも昇る心地です。ハッピーハッピー